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他力の効用

自力と他力は、仏教から来た言葉だと思う。わかりやすいので、自力の重要性を強調する時によく使われる。思考をして問題解決をしていこうとするのだから自力に決まっていて、他力は関係ないと思われるかもしれないが、他力もある。最近それに気がつかされた。

他力という言葉には、自主性、自分の力で行う事を放棄し、他人任せという感じがあるか。

けれども、他力とは、ただ人に頼るというのではない。

他力とは、他者(この場合は、自分より力がある思考能力、経験の上位者)からの働きかけという意味だ。働きかけに感謝し、受け入れ、手助けを得るという事になると、目的合理性からするととてもありがたい事になる。

自分も賢明に行うが、非力な自分はついエゴが働き出しているのに気がつかないままにいることもある。そんなとき、他力のままにする事をするという感覚は、とても大切だろう。

正確には違うのだが、リーダーに必要なサーバント感覚は、これだという気がする。リーダーに従うメンバーに他力を教えるのではなく、リーダー自身が、ひとつ上位の存在を置きメンバーのサーバントであり、リーダーであるというものだ。最近のマネジメント研究の動向を知らない人にはわかりにくい話になっているだろうが、他力という日本的な概念は、とても良いヒントを与えてくれるのではないだろうか。

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